2024/05/02

Taiwan Today

経済

台湾の小規模出版社が好評、海外市場進出も

2015/11/18
2月に開催された台北国際ブックフェアで、台湾、香港、中国の小規模出版社が共同で設置した展示ブース「読字小酒館」の様子。(中央社)

2011年から始まった、台湾の小規模出版社、一人出版社、逗點文創結社、南方家園などが共同で設置した展示ブース「読字去旅行」は、ブックフェアでも大きな注目を集め続けている。そこで、台湾の小規模出版社35社のメンバーによる「独立出版連盟」が正式に発足した。

独立出版連盟の陳夏民秘書長によると、台湾の小規模出版社はアジア全体の中で活気があふれ、マレーシア、香港、北京、上海などのブックフェアからも出展が招かれており、海外からも注目されている。陳秘書長は、独立出版連盟が発足後、一つのプラットフォームが確立され、それを通じて小規模出版社がさらに活躍の場所やチャンスを広げることができるとの期待を示した。

台湾で出版社として登録されている企業のうち、少なくとも半分以上を小規模出版社が占めている。こうした小規模出版社は、台湾出版産業の一つの特色となり、小規模でも大手に負けないエネルギーがうかがえる。

台湾の詩集、設計などの書籍、「論特権(Essai sur les privilèges、1788年)」、「恐怖時代的哲学(Philosophy in a Time of Terror: Dialogues with Jurgen Habermas and Jacques Derrida)」などは、特に中国大陸で大きな注目を集め、高評価を得ている。

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