2024/05/04

Taiwan Today

経済

APEC閣僚会議、国家発展委員会主任委員と経済部長が出席

2015/11/18
フィリピンで行われたAPEC閣僚会議に、国家発展委員会の杜紫軍主任委員(左)と経済部の鄧振中部長(右)が代表団とともに出席した。写真は成果発表記者会見の様子。(中央社)

アジア太平洋経済協力(APEC)の第27回閣僚会議が16日と17日の両日、フィリピンのマニラにあるマリオットホテルのマリオット・グランド・ボールルームで開催された。この会議には中華民国(台湾)代表として、国家発展委員会(日本の省レベル)の杜紫軍主任委員(閣僚級)と経済部(日本の経済産業省に相当)の鄧振中部長(大臣)が代表団とともに出席した。

今年の会議で焦点が置かれた中小企業やサービス業について、鄧部長は、台湾が他国・地域と結ぶ自由貿易協定(FTA)では中小企業が最大の利益を得ていると強調した。また、地域経済統合について、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の前回の交渉が妥結したことを前向きにとらえており、アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)の窓口がすべてのAPECメンバーエコノミーに開かれることを期待するとし、重要な地域経済統合のすべてに参加する意欲をさらに強調した。

杜主任委員は17日の会議で、人的資源への投資とは、持続可能な経済成長を追求するための唯一の道だと語った。

台湾が提唱するAPEC能力開発育成連盟(APEC Skills Development Capacity Building Alliance、ASD-CBA)計画は、「能力育成をめぐるハイレベルの政策対話におけるポート・モレスビー共同声明(Port Moresby Joint Statement on 2015 High Level Policy Dialogue on Human Capacity Building)」にも盛り込まれている。この計画では、アジア能力開発センターを台湾で設立し、APEC域内の人的資源の競争力を高める方針だ。

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