2024/05/05

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経済

効果期待できるすい臓がんの新薬を台湾で開発、米国で発売

2015/12/04
国家衛生研究院(NHRI)は、生存率を50%に高めることが期待されるすい臓がん治療の新薬を開発した。写真は米国での発売に際し開かれた祝賀会で。(中央社)

すい臓がんは発見や治療が難しく、5年生存率はわずか6%だが、国家衛生研究院(NHRI)はこのほど、すい臓がん治療薬の国際研究結果を発表、新たに生存期間を6カ月まで延ばし、生存率を50%に高める新薬を開発し、すい臓がん患者に新たな治療のチャンスをもたらし、国際学術誌からも注目を受けていると表明した。

NHRIがん研究所の所長を兼務する陳立宗特任研究員によると、今回の研究成果で新薬が生存期間を4カ月から6カ月に延ばし、生存率も約50%にまで高まることが明らかになり、12月発行の国際医学誌「ランセット」に掲載され、世界的に注目を集めているという。陳特任研究員はまた、10月22日に衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)と米食品医薬品局(FDA)の新薬審査で承認を受け、台湾のがん治療新薬開発の歴史において、画期的で重要なマイルストーンを打ち立てたと述べた。

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