台湾北部・桃園市の鄭文燦市長は8日、「2015年日系企業ハイクラス連絡会議」に出席した。鄭市長は、桃園市は大型の日系企業162社があるなど、日系企業が最も集中している都市だと紹介、今後も日系企業が桃園市で投資して中国大陸及びアジア太平洋市場を開拓していけるよう協力する方針を示すと共に、それによって桃園市を台湾の表玄関、並びに工業面での「首都」に育て上げると強調した。
鄭市長は、最近の中国大陸市場の変化によって日系企業は台湾での投資を拡大していると指摘、桃園市はこの機会を逃さず、日系企業の同市への誘致に努める考えを示した。同市では投資呼び込みに関して、「単一窓口、全プロセス指導」のワンストップ方式を採用、土地の取得、建築許可、さらには職員募集までの幅広いサービスで日系企業の円滑な運営をサポートする。同市はまた、日本のダイワハウスと提携、日系企業が台湾での工場建設地を選定する際のコンサルタントサービスを提供して日系企業の順調な投資を支えることにしている。