台湾で導入している高速道路の自動料金収受システム(ETC)が、このほどベラルーシとカザフスタンにも輸出される見通しとなった。これは昨年のベトナムへの輸出に次ぐもので、台湾のETC輸出にとってまた新たな飛躍となる。
台湾におけるETCのシステム運営業者、遠通電収(FETC)の徐旭東董事長は13日、ベラルーシおよびカザフスタンの政府高官と協力覚書を交わした。同社によると、将来的に台湾の高速道路で使われているETCが、システムごと両国へ移植されることが期待される。両国の人々は、通行料金支払いのために一旦停車する必要がなく、多車線自由流の高速道路や、近距離無線通信技術RFIDのETC用車両検知ステッカー「eTag」を活用したスマート駐車管理システムを利用できるようになる見通しだ。