馬英九総統は28日午前、呉敦義副総統と共に台湾中南部・嘉義県の太保市を訪れ、国立故宮博物院南部院区のプレオープン式に出席した。馬総統は、南部院区を完成させた関係部署並びに関係者の精神と努力を高く評価し、故宮博物院創設90周年の今年に南部院区が無事開幕させられたことへの感謝、感動、そして様々な想いを語った。
馬総統はあいさつの中で、「建設工事は一つの町を大きくできるが、その町を偉大にするのは文化だけ」として、政府が文化建設に寄せる関心とサポートを強調。馬総統は、国立故宮博物院が2001年に南部院区計画を提出してから15年間、自然災害や事故が相次いだことで工事の進度が何度も遅れたが、関係省庁の職員たちの努力の下、故宮博物院創設90周年の今年、南部院区を完成させられたことは「(故宮博物院にとって)最高の誕生日プレゼントだ」と話した。