台湾のエスニックグループのひとつ、客家の人々の客家文化を生かしたファッションデザインの力を引き上げるとともに、客家ファッションの美のアピールを目指し、客家委員会(日本の省レベル)はこのほど、「楽活客家軽時尚デザインコンテスト」を開催、1日には最終選考に残った55組の作品をモデルによるショーで紹介、社会人と学生の2部門で各10組の受賞作品を選出した。
客家委員会は、客家文化の暮らしの美をよりクオリティの高いものにし、客家文化を生かした文化クリエイティブ産業の発展を促すため、今回のファッションコンテストを開催したと説明。春夏のカジュアルファッションをテーマに、同委員会が開発した6種類の客家文化のイメージを生かした生地を使いながら、創意あふれるレジャーや快適な生活などのコンセプトを組み合わせたデザインを募集した。全国各地のデザインを得意とする人々338組から出品があり、賞金総額70万台湾元(約252万日本円)の賞をめざして争った。同委員会はこのようなコンテストを通じ、またとない特色を持った客家の新しい時代のファッションの美をアピールし、ファッション市場に客家の暮らしの美を新たな魅力として広めたいとしている。