2024/05/06

Taiwan Today

経済

TJPO、台日自治体の提携促進で無限の商機狙う

2016/01/22
TJPO協力の下、台湾南東部・台東県と日本の三重県伊賀市・志摩市が21日、協力覚書を交わした。(経済部サイトより)

中華民国(台湾)の地方の産業発展を支援するため、TJPO(台日産業連携推進オフィス)と財団法人資訊工業策進会(III、トリプルアイ)は経済部(日本の経産省に相当)の指導方針に基づき、台湾の自治体と日本の交流推進を積極的にサポートしている。2014年に、台湾南東部の台東県と日系企業・台湾楽天市場株式会社のタイアップに協力、世界的な電子商取引のプラットフォームを通じた台東県の物産販売を実現させたのに続いて、21日には台東県と、日本の三重県伊賀市及び志摩市がTJPO協力の下で「自治体間連携に関する覚書」を締結、三者は今後、観光、産業、文化、スポーツの分野で交流・協力していくことになった。

三者はそれぞれの観光キャラクター、「米粒大叔(こめつぶおじさん)」(台東県)、「伊賀忍者」(伊賀市)、「志摩海女」(志摩市)を通して共同で互いの特色をPRし、観光交流の増進と周辺事業の発展を促していく。同時に互いの文化、スポーツ、グルメ、農林水産業での交流を徐々に深めていく。これらの取り組みで台湾と日本の地方の産業振興を促し、雇用機会創出に結びつけ、三者いずれもが恩恵を受けられることを目標に努力する。

TJPOは経済部の指導の下、台湾と日本の産業連携を積極的に促進している。2012年3月の同オフィス設立後、同年7月には日本の三重県と最初の産業連携に関する覚書を交わし、TJPOと日本の自治体との交流をスタートさせた。双方は昨年末までに、医薬品の開発や医療設備とバイオ製品などでの提携を相次いで実現している。また、双方の協力関係をさらに深めるため、2014年11月には、「台湾と三重県の産業連携推進プラン」を締結、「双方の地方の特色に関する交流」と「互いの県民の往来による観光促進」も協力推進の範囲に加えた。

ランキング

新着