2024/05/07

Taiwan Today

経済

文化部が台湾南部地震で損傷の文化資産修復を指示

2016/02/17
台湾南部地震で損傷した文化資産は34か所、うち23か所が台南市にある。写真は、最も被害の大きい台南市の祀典武廟。(中央社)

文化部(日本の文科省に類似)は、6日に台湾南部で発生した大規模な地震で損傷した台南市の文化資産について、学者や専門家に建物を支える骨組みの補強など、保護対策を緊急に取るよう既に要請している。洪孟啟・文化部長は14日、再度、文化部文化資産局に対し、地震で破損したケースについて、中南部の嘉義、南部の台南、高雄などの自治体が早急に修復プログラムを定めるよう協調し、中央と地方の資源を統合するよう指示した。さらに専門家や学者と協力した上で、文化資産管理者の意向と文化資産保存法の規定を尊重しながら、緊密な連携で、一日も早く文化資産を修復するよう促した。

文化資産局によると、専門家、学者および地域の専門サービスセンターによって「文化資産危機管理対策グループ」が結成され、6日から総合的な調査と文化資産の破損状況の鑑定を開始した。その調査の結果、14日時点では、13の国家古跡、19の直轄市古跡および県市級古跡、1つの歴史建築、1つの集落の合計34か所が地震によって損傷を受けたことがわかっている。

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