文化部（日本の省レベル）主催の「第24回台北国際書展（Taipei International Book Exhibition＝台北国際ブックフェア）」が16日午前、台北市内の台北世界貿易センターで開幕し、馬英九総統と洪孟啓文化部長（大臣）が開幕セレモニーに出席した。
馬総統はあいさつの中で、同ブックフェアの三つの目標として「読書の気風の発揚」、「国際交流の強化」、「版権ビジネスの促進」を挙げると共に、台湾の出版物を通してより多くの人たちに繁体字の魅力を理解させられるよう期待した。馬総統は、中国大陸での新刊点数は年間約44万点で台湾の約10倍ながら、人口は中国大陸が台湾の57倍であることから見て、台湾の出版業界のパワーの豊かさがわかると強調した。
今年の「台北国際ブックフェア」では、中華民国（台湾）の国民で1998年1月1日以降に生まれた人は入場無料としている他、それより前に生まれていても学生ならば学生証を示すことで半額となるため、学校の教師が学生の学校外教育活動に利用することを歓迎している。また、一人でも多くの人が会場を参観し、書籍を購入することで、本と読書の魅力を再発見するよう期待している。関連の情報は、「2016台北国際書展」ウェブサイトをご覧ください（http://www.tibe.org.tw）。