馬英九総統は27日午後、16歳未満の学生を対象とした「2015年第12回国際ジュニア科学オリンピック（International Junior Science Olympiad、IJSO）」に参加した中華民国（台湾）の代表団と対面した。馬総統は、賞を得た学生を賞賛、祝福すると共に、代表団の教授たちによる熱心な指導が、中華民国の科学教育のために優れた若者たちを育てていると感謝した。
「2015年国際ジュニア科学オリンピック」は昨年12月に韓国で開催され、42カ国から236人の学生が参加した。中華民国の代表6人は合計6つの金メダルを獲得。金メダルの確率は100％だった。「国際ジュニア科学オリンピック」において中華民国が獲得したメダルは累計で金メダル60個、銀メダル12個に達し、馬総統は「非常に容易ではないこと」と称えた。
馬総統はさらに、国際的な理化学系のオリンピックに参加して賞を獲得した学生たちを激励するため、教育部（日本の文科省に類似）は「国際理化学系オリンピック及び国際科学展覧会に参加して好成績を上げた学生の進学優遇方法」を制定していると指摘。同方法では、金メダル、銀メダル、銅メダルを獲得した学生が試験を受けずに直接高校や専科学校（日本の高等専門学校に類似。5年制と2年制がある）に進学できる他、手厚い奨学金も受けられるようにしており、学生たちの好成績を後押ししていると説明した。