2024/05/03

Taiwan Today

経済

新南向政策で輸出強化、台湾経貿網ベトナム語も可

2016/05/25
政府は台湾の主要産業である機械産業をさらに成長させるよう後押ししている。写真は台湾企業も出展したベトナムでの工作機械見本市。(中央社)

新政権の発足とともに、新南向政策が開始した。中華民国対外貿易発展協会(日本での名称は台湾貿易センター、略称TAITRA)は、輸出減少の苦境の打開策として、台湾経貿網(TAITRAによる国際的なB2Bプラットフォーム)のさらなるサービス向上のため、デジタル化、現地化、実践化を中心にサービスを展開、さらに、インドネシア語、ベトナム語も活用し、海外への市場開拓を図ろうとする企業をサポートしている。

TAITRA網路行銷中心(インターネットマーケティングセンター)の張慧純主任によると、台湾経貿網は昨年9月から、情報通信技術、グリーンエネルギー、自動車、機械の4大主要産業をターゲットに、日本語、ロシア語、スペイン語、ポルトガル語、アラビア語、インドネシア語、ベトナム語および簡体字中国語の市場を見据えるとし、「ローカル言語専門エリア」を設置した。2月までで、閲覧数が前年同期より26%増加しただけでなく、それに伴って台湾経貿網のメインサイトへの閲覧も増えた。

張主任は、「バイヤーがまず自分の使い慣れた言語でサイトを検索するのが普通だ。『ローカル言語専門エリア』は一つのきっかけとなって、まずバイヤーをこのエリアに引きつけてから、さらにメインサイトの閲覧へと促すことにつながる。新南向政策にあわせ、6月末までに4大主要産業のインドネシア語、ベトナム語サイトもすべて利用できるようになる」と説明した。

ランキング

新着