経済部（日本の経産省に相当）の李世光部長（大臣）が5月31日、代表団を率いてフランス・パリでのWTO（世界貿易機関）非公式閣僚会合、並びに新サービス貿易協定（TiSA）非公式閣僚会合に向かう。李経済部長は、TiSAの年内妥結に期待している。
経済協力開発機構（OECD）は6月1日と2日に閣僚理事会を開催する。この機会を利用し、WTOの主要メンバーの経済貿易閣僚が集まり、WTO非公式閣僚会合、並びに新サービス貿易協定非公式閣僚会合を開く。この二つの会合はいずれもWTOの正式な閣僚会合ではなく、前者はオーストラリア、後者はEU欧州連合が主催する。台湾からは李世光経済部長が経済部国際貿易局の楊珍妮局長らを率いて参加。。31日に出発する。
楊局長によると、WTO非公式閣僚会合では三つの議題が焦点。未完成のWTOドーハ・ラウンド交渉をいかに処理し、議論していくか。最近の世界貿易の情勢、並びに科学技術の発展に関する新たな議題。そして多角的貿易交渉の継続や、新たな複数国間（有志国による）交渉の発起などだという。