中央銀行は15日、最新の国際投資ポジション（International Investment Position, IIP）を発表した。それによると、中華民国（台湾）の2015年末における対外純資産は前年比で12.5％、1,173億米ドル増の1兆539億1,000万米ドルだった。1兆米ドルを上回るのは初めてで過去最高を記録、債権国として世界4位。
国際投資ポジションとは、一国の中央銀行、銀行、政府、民間が対外的に所有する金融資産と負債の残高を表す統計で、中央銀行は毎年、前年分の統計を発表している。
中央銀行の統計によると、2015年末における台湾の対外資産残高は1兆6,347億1,000万米ドル。前年比で4.2％、652億5,000万米ドル増えた。主な原因は保険会社が外国債券を大量に購入したことにあるという。