世界最大級の広告賞といわれる「カンヌライオンズ国際クリエイティビティフェスティバル(Cannes Lions International Festival of Creativity)」で、台湾の広告代理店ADK Taiwan(日本の株式会社アサツー ディ・ケイの台湾法人)が現地時間24日、今年新設された「エンターテインメント部門」で金賞を受賞した。受賞したのは、同社が台湾の食品大手、統一企業(Uni-President)の即席めん商品「統一麺(Uni-Noodle)」のために制作した広告「小時光麺館(House of little moments)」。
台湾の広告代理店がカンヌライオンズで金賞を受賞するのは、カンヌライオンズ63年の歴史で2度目のこと。1999年に台湾の企業が金賞を受賞して以来、17年ぶりの快挙となった。
「小時光麺館」が受賞した「エンターテイメント部門」は、1,843作品がエントリー。そのうち61作品が入賞したが、金賞を獲得したのは8作品のみ。同部門のグランプリに輝いたのは「ニューヨークタイムズ」が難民問題を取り扱った作品「THE DISPLACED」だった。