台湾のテニス界で随一の実力を持つ、男子プロテニスプレーヤーの盧彦勲（ルー・ イェンスン）選手が27日、自身のフェイスブックにて、本年度の「男子プロテニス協会（Association of Tennis Professionals、略称ATP）」の選手評議会（Player Council）に選出されたことを明らかにした。台湾の選手が評議会のメンバーに選出されるのは初めてのこと。今後、テニス界の王者ジョコビッチ選手などの選手代表らと共に、ATPの方針決定に関わることになる。
盧選手のコーチでタイ出身のダナイ・ウドムチョク氏は、「世界各国のテニス選手の中から選手評議会のメンバーに選出されたことは、決して容易なことではない。テニスのスキルだけでなく、選手たちからも一定の人望を得ていなければ当選することはできない。特に欧米の選手からの支持を得ることは難しく、盧選手のATPでの十数年間にわたる努力が人々の評価と賛同を得たと言える」とコメントしている。