2024/05/06

Taiwan Today

経済

台湾株式市場、外資による買い越し40億ドル超

2016/07/05
英国の欧州連合(EU)離脱を受け、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを先送りする可能性が出ている中、海外マネーが大量に台湾株式市場に流入している。台湾株式市場では6月、外資による買い越しが40億米ドルを超え、1か月当たりの外資による買い越し金額としては過去2年間で2番目に多い水準となった。写真はベルギーにあるEU本部。(中央社)

英国の欧州連合(EU)離脱を受け、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを先送りする可能性が出ている中、海外マネーが大量に台湾株式市場に流入している。台湾株式市場では6月、外資による買い越しが40億米ドルを超え、1か月当たりの外資による買い越し金額としては過去2年間で2番目に多い水準となった。これにより6月末の時点で、外資純流入額は累計2,033億米ドルとなり、過去最高水準に接近している。

英国の国民投票で予想に反してEU離脱派が勝利した。これについて経済の専門家は、疲弊していた世界経済が、さらに弱体化する恐れがあると指摘しており、米連邦準備理事会(FRB)は利上げを先送りし、主要諸国は金融緩和政策を継続することになると見られている。

この影響を受け、海外のホットマネーがアジアの新興諸国に流入している。台湾株式市場では、3か月買い越しが続いた外資が、5月に29億0900万米ドルの売り越しに転じた後、6月に再び大幅な買い越しとなった。金融監督管理委員会の統計によると、6月は外資による買い越しが約40億5000万米ドルに達した。1か月当たりの外資による買い越し金額としては過去2年間で2番目に多く、今年3月の60億9200万米ドルに次ぐ水準となった。

また、6月に大量の買い越しがあった影響で、6月末時点での外資純流入額は再び2000億米ドルの大台を突破し、2033億2600万米ドルに達した。これは過去最高を記録した2015年5月末の2048億2800万米ドルに迫る水準。

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