2024/04/29

Taiwan Today

文化・社会

台湾唯一、冬に卒業式を行う台湾海洋大学

2017/01/09
国立台湾海洋大学(台湾北部・基隆市)は7日、卒業式を開催した。冬に卒業式を行うのは、台湾でもこの大学だけ。今年は192名が卒業し、張清風学長が卒業生の角帽のタッセル(房飾り)を右から左へと移動させる儀式を行った。(国立台湾海洋大学提供、中央社)

国立台湾海洋大学(台湾北部・基隆市)は7日、卒業式を開催した。冬に卒業式を行うのは、台湾でもこの大学だけ。今年は192名が卒業し、張清風学長が卒業生の角帽のタッセル(房飾り)を右から左へと移動させる儀式を行った。
 
同大学の今年の卒業生は、博士課程が13名、修士課程が98名、学士が81名。これには、大卒者を対象とした短期コースの学士後海洋工学学科31名、学士後商船学科45名、それに早期卒業制度を利用する成績優秀者5名を含む。
 
張清風学長によると、卒業生と海洋産業との障壁を無くし、大学で学んだことと、産業が必要とする技術の落差を縮小するため、同大学では積極的に産業実習制度を推進している。特に海洋産業での就職を希望する商船学科や海洋工学学科の学生は、大学4年生になると乗船実習あるいは関連企業での研修が義務付けられている。このため、6月に実施する卒業式に参加することができない学生が多く、こうした学生をフォローするため、同大学は特別に台湾で唯一、冬に卒業式を行っている。卒業生の保護者や親戚、友人などにも参加を呼びかけ、共に卒業生の門出を祝福しているという。
 

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