2024/04/30

Taiwan Today

文化・社会

林業の発展を記録した映像、米国マウンテン・フィルム・フェスで受賞

2017/02/16
行政院農業委員会林務局の花蓮林区管理処が製作した記録映画、『無尽蔵・哈崙の時代』が米国の「マウンテン・フィルム・フェスティバル」で賞を獲得した。Youtubeで日本語版が公開されている。(行政院農業委員会林務局花蓮林区管理処提供、中央社)
行政院農業委員会(日本の農水省に相当)林務局の花蓮林区管理処が製作した、台湾の林業史に関するドキュメンタリー映画、『無尽蔵・哈崙の時代(Treasure in the Clouds-Remembering Halun)』がこのほど米国の「2017年マウンテン・フィルム・フェスティバル(2017 Mountain Film Festival)」に参加、「シェラネバダ賞(Sierra Nevada Award Winners)」のドキュメンタリー部門で賞を獲得した。
 
花蓮林区管理処の呉坤銘処長によると、『無尽蔵・哈崙の時代』は林業の歴史を探ると共にその未来を考える重要な作品。「マウンテン・フィルム・フェスティバル」は様々なジャンルの映画を受け入れており、特に山地の文化やアクティブな運動、環境問題に関する作品を重視し、奨励しているという。
 
同作品では、撮影隊と研究グループが、伐採を終えて26年を経た木瓜山(花蓮県秀林郷)事業区の「哈崙工作站(哈崙ワークステーション)」を訪れ、1年半かけて、「3区間の索道(架線集材のロープウェイ)」、「大景線鉄道」、「旧木瓜ステーション」と「哈崙ワークステーション」などを撮影した。「哈崙ワークステーション」の標高は約2,000メートル。
 
このドキュメンタリー映画は、国立東華大学(台湾東部・花蓮県)の王鴻濬教授の研究グループによる著作、『1922無尽蔵-哈崙百年林業史』と共に出版される。台湾の林業の発展史に詳細な記憶を留めると共に、現在の台湾の林業政策が世界の自然保護の潮流と共にあることを示すものにもなっている。
 
 

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