2024/05/03

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文化・社会

世界新興大学ランキング、台湾から過去最多の8校がランクイン

2017/04/07
今年の「世界新興大学ランキング」が発表され、中華民国(台湾)からは過去最多の8校がランクインした。写真は国立台湾科技大学の校門。(国立台湾科技大学サイトより)
イギリスの大手日刊紙、タイムズが新聞の付録冊子として毎年秋に発行している高等教育情報誌、「タイムズ・ハイアー・エデュケーション(Times Higher Education magazine)」が5日、今年の「世界新興大学ランキング(Young University Rankings)」を発表した。同ランキングの発表は6年連続。今年調査された大学数は昨年の150校から200校に増加。調査対象は48カ国の大学、いずれも創設50年未満の学校で、同ランキングはこれらの大学が将来世界の一流大学に成長する潜在力を示している。
 
中華民国(台湾)からは過去最多の8校がランクインした。そのうち最も高く評価されたのは国立台湾科技大学(台湾北部・台北市)。その後は長庚大学(同北部・桃園市)、国立中山大学(同南部・高雄市)、国立陽明大学(台北市)と続き、順位は101位から150位の間。さらに、亜洲大学(同中部・台中市)、逢甲大学(台中市)、国立中正大学(同中南部・嘉義県)、元智大学(桃園市)が151位から200位の間に入った。
 
「世界新興大学ランキング」のトップは3年連続でスイスのスイス連邦工科大学ローザンヌ校(Ecole Polytechnique Federale de Lausanne)。次いで香港の香港科技大学、シンガポールの南洋理工大学、韓国の浦項工科大学校(Postech)、韓国のKAIST(Korea Advanced Institute of Science and Technology)の順だった。
 
この調査の取りまとめを担当したPhil Baty氏は、「今年の調査結果からは世界各地に優秀で若い大学があることがわかる。米国は世界大学ランキングにおいて非常に強いが、『新興大学ランキング』でのシェアは3%に満たない」と述べた。Baty氏はまた、アジアの大学の優秀さを指摘、「上位10位の半数をアジアの大学が占めたのは2012年にこのランキングを発表し始めて以来最も良い成績だ。発表されたランキング200位のうち、4分の1以上(55校)がアジアの18カ国の学校だった」と説明した。
 

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