2024/05/19

Taiwan Today

文化・社会

フランクフルト・ブックフェアで台湾の創作と出版のパワー示す

2017/10/06
フランクフルト・ブックフェアは11日に開幕。台湾からは98の出版社が合計807点の書籍を出展。漫画家の左萱さんをテーマ作家として招き、台湾の創作と出版のパワーを世界に示す。写真は3日に行われた壮行記者会見の様子。左端が左萱さん。(中央社)
毎年ドイツで開かれる国際的な書籍の見本市、フランクフルト・ブックフェアが今年は11日に開幕する。今年の台湾パビリオンは約200㎡のスペースを使って98の出版社が合計807点の書籍を出展。また、漫画家の左萱さんをテーマ作家として招き、台湾の創作と出版のパワーを世界に示すことにしている。
 
今年の台湾パビリオンは「読・台湾(Reading TAIWAN)」を出展の核心的なテーマとし、台湾の漫画、並びに印刷技術が示すヒューマニズムをメインに売り込んでいく。台湾における人気漫画家、左萱さんの『神之郷』は、「廟会」(道教の廟宇を中心に行われる行事で、日本の縁日に類似)の伝統的な文化をフランスの読者に届ける。ブースでは道教の神様、「三太子」の立て看板も設置して来場者の目を引きつける。
 
また、城邦媒体控股集団(Cite Media Holding Group)の商周出版と徐宗懋図文館は共同で「海のシルクロードと世界文明」展を開催し、画期的な工芸デジタル技術を紹介する。『海のシルクロードと世界文明』全書は4冊1セット。作者の徐宗懋さんが2年間を費やして全世界から歴史的な画像を収集、オリジナルで質の良い歴史的な写真2万枚から代表的な画像を600枚選び出し、さらに高精度なデジタル技術による着色作業を施して復元した。
 
2017年フランクフルト・ブックフェアは11日から15日まで。台湾パビリオンでは12日に国際的な版権に関するマッチング商談会を行う予定。
 

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