2024/05/17

Taiwan Today

文化・社会

台湾系華僑、18歳のカレン・チェンが米国を代表してピョンチャン五輪フュギュアへ

2018/01/09
米国人で台湾系華僑の女子フィギュアスケート選手、18歳のカレン・チェンさん(写真)がピョンチャン冬季五輪の米国代表選手(女子シングル)に選出された。好成績が期待される。(中央社)
米国人で台湾系華僑の女子フィギュアスケート選手(女子シングル)、18歳のカレン・チェン(Karen Chen=陳楷雯)さんがピョンチャン冬季五輪の米国代表選手に選ばれた。彼女は昨年の全米選手権で優勝、ショートプログラムでは米国記録の72.82点をたたき出している。
 
カレン・チェンさんは2015年、全米選手権で銅メダルを獲得して世界に知られるようになり、昨年の世界選手権では4位に入賞。国際的な女性雑誌、「コスモポリタン」はこのほど、彼女について12の事柄を整理して報じた。内容は以下の通り。
 
●4歳でスケートに触れ、6歳で正式な訓練を受け始めた。弟の陳楷捷(Jeffrey Chen)さんもフィギュアスケート選手。カレン・チェンさんは、「スケートによって自分を見つけることが出来た。スケートは自分を表現する方式だ」と話している。
●両親ともに台湾出身で、1995年に米国に移民した。カレン・チェンさんは標準中国語を流暢に話す。彼女は、「小さい頃によく台湾で過ごしたことで台湾で暮らす祖父母とも親しく、とてもありがたく思っている。自分の持つ伝統とルーツに誇りを感じる。自分が何者であるか、そしてそれが代表する意味を誇りに思う」と話す。
●集中的なトレーニングのため、カレン・チェンさんは7歳の時から自宅学習を続けている。
●身長は147㎝。
●試合であるかどうかにかかわらず、カレン・チェンさんは玉で出来たウサギのネックレスをしている。彼女は9歳の時に足を怪我した。このネックレスは、その時母親が卯年の娘を守ってくれるように願って贈ったもの。
●カレン・チェンさんは、スケートリンクでの自分を「クワイエット・アサシン(静かな暗殺者)」と呼ぶ。「自分は静かだが、リンクでは何も怖くなく、攻めることを恐れない」という意味。
●最大の敵は自分自身。カレン・チェンさんによれば、米国のスケート選手たちは競い合ってはいるが、互いに尊敬もしている。彼女は、「最大の敵は自分自身だろう。リンクでは自分ただ1人だから。自分には目標があり、やり遂げられると信じている」と話す。
●カレン・チェンさんを指導する(mentor)のは日系米国人の元選手、1992年のアルベールビル冬季五輪女子シングル金メダリストのクリスティー・ヤマグチ(Kristi Yamaguchi)さん。
●カレン・チェンさんはヤマグチさんと初めて会った時、幸運を願って自分の靴にサインしてもらった。今でも演技に臨む際には、右のスケートシューズにサインをしてもらうという。
●カレン・チェンさんは将来、医学の道に進むことを希望している。足の怪我で苦しんだ彼女は、スケート選手としてこれまで医療サポートを受けてきたことで、医学を目指す思いが芽生えたのだという。
●時間があると絵を描くのが好き。
●カレン・チェンさんはフィギュアスケートのチャンピオンとなるまでの道を一冊の本にまとめている。彼女は、「ファンや他の選手たちに自分の物語を共有してもらえることにとても興奮している。努力してあきらめず、自分を信じていれば必ず成功すると伝えたい」と話している。
 
 

ランキング

新着