2024/05/19

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文化・社会

世界初の八放サンゴ図鑑、東沙環礁の119種を収録

2018/01/18
海洋国家公園管理処は世界的なサンゴの専門家である国立台湾大学海洋研究所の戴昌鳳教授と協力し、熱帯海域における八放サンゴの図鑑を世界で初めて完成させた。今年出版する。写真は捕食構造を持つサンゴ虫の触手。(海洋国家公園管理処提供、中央社)
海洋国家公園管理処は世界的なサンゴの専門家である国立台湾大学海洋研究所の戴昌鳳教授と協力し、世界初の、熱帯海域における八放サンゴの図鑑を共同で完成させた。今年出版する。
 
八放サンゴを研究する専門家は世界でも珍しく、参考資料は大変少ない。このため八放サンゴの研究と分析の作業は非常に困難である他、専門的な図鑑の出版はさらに難しかった。今回完成した図鑑は八放サンゴを鑑定するツールとしての機能を備えている他、その生態に関する写真が多く掲載されている。
 
戴昌鳳教授は30年以上、サンゴ礁の生物と生態系を調査し、研究を行ってきた。今回、さらに2年間の時間を費やし、広大な東沙環礁(プラタス諸島)で各種の八放サンゴを調査、これまでに119種を発見した。
 
海洋国家公園管理処が管轄する東沙環礁国家公園は南シナ海の北部に位置する。東沙環礁の外側のサンゴ礁は開放性海域で海水の交換性が高く、波による影響が大きい。水深はあるが水は澄んでいて光を通すため、平均サンゴ被度も高い。主に東沙環礁の外側の北、東、南に分布する八放サンゴはサンゴ礁を美しく彩っているという。
 

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