2024/05/03

Taiwan Today

文化・社会

中東でのグリーンビルディング学生コンペ(SDME)、国立交通大学が最終審査に

2018/11/15
国立交通大学の超学際設計科学研究チーム(TDIS)が、中東ドバイで行われている「Solar Decathlon Middle East, SDME2018」の最終審査に挑んでいる。写真はTDISが作り上げたインテリジェント建屋とメンバーたち。(国立交通大学提供、中央社)
国立交通大学(台湾北部・新竹市など)が15日に発表したプレスリリースによると、同大学の超学際設計科学研究チーム(Transdisciplinary Design Innovation Shop, TDIS)が、中東ドバイで行われている「Solar Decathlon Middle East, SDME2018」の最終審査に挑んでいる。「Solar Decathlon Middle East, SDME2018」は太陽エネルギーを利用したビルの設計に関する十種類のコンペティションで各国の大学生が対象。TDISは2016年にプランを提出して同コンペティションに参加、その後2年間にわたる研究と研鑽を経て、参加した23チームのうち上位15位による最終審査への進出が決まった。最終審査はドバイで行われている。
 
同コンペティションではチームのクリエイティビティ並びに建築工法と共に、辛抱強さや意志力も問われる。最終審査では前半に実際の建築が行われ、学生たちには15日間でゼロから完全なインテリジェント建屋を作ることが求められた。
 
国立交通大学のチームは、台湾が誇るサーキュラーエコノミー(循環経済)とシェアリングエコノミー(共有経済)を目標として環境にやさしい様々な建材を使用、それらを革新的な建材や設備、技術と組み合わせることで、「持続可能で省エネルギー」、「健康的で快適」といった長所に加え、インターネットやIoT(モノのインターネット)を利用した「インテリジェント・ライフ」の魅力も兼ね備えたグリーンビルディングを生み出そうとしている。それにより、省エネ・CO2削減と快適な生活のどちらもバランスよく実現できることを目指す。
 
「Solar Decathlon Middle East, SDME」は長い歴史があると言うが砂漠の中で行われるのは初めて。砂漠の極端な気候が課題をより困難なものにしているという。
 
 

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