2024/05/04

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文化・社会

台湾人のスマホ利用時間、2018年は1日平均211分に

2019/01/04
国家発展委員会はこのほど、2018年版のスマートフォン(以下、スマホ)利用者に関する調査結果を発表した。それによると、台湾人のスマホ利用時間は2018年、1日平均211分に達したことが分かった。写真は台北市内の公園でスマートフォン向け位置情報ゲームアプリ「ポケモンGO」に熱中する人々。台湾人のスマホ利用時間は年々長くなっている。(外交部国際伝播司)
国家発展委員会はこのほど、2018年版のスマートフォン(以下、スマホ)利用者に関する調査結果を発表した。それによると、台湾人のスマホ利用時間(1日平均)は、2011年の92分から徐々に長くなり、2015年は179分、2017年は204分、そして2018年は211分に達したことが分かった。
 
1日のスマホ利用時間の内訳については、最も多かったのが61~120分間の20.8%で、次いで300分以上の19.5%、181~300分の約17.6%だった。それ以降は121~180分、31~60分、16~30分と続いた。
 
このことから、スマホの利用時間が1日平均3時間以上であるユーザーは全体の37.1%に達することが分かった。一方、利用時間が1日平均15分に満たないユーザーはわずか2.5%にとどまった。
 
男女別に見ると、女性のほうがスマホの利用時間が長く、1日平均は230分に達する。これは、男性より約30分長い。年齢別では20歳未満の利用時間が最も長く1日平均282分だった。また、20~29歳は平均275分。しかも、50歳以上のユーザーでも1日のスマホ利用時間は平均2時間を超えることが分かった。
 
この調査ではこうしたスマホユーザーの「デジタルマナー問題」にも着目した。「家族や友人との食事中にもスマホを利用する」と回答した人は、前年度調査より若干減少したものの、100人中延べ70人に達した。また、「テレビを見ながらスマホを利用する」は同68人、「授業中や仕事中にスマホを利用する」は同51人、「歩きながらスマホを利用する」は同34人だった。しかし、いずれも前年度調査より減っており、こうした行為が日常生活に影響を与え、改善の必要があると、スマホ族の多くが意識し始めていることが伺える。また、自動車や自転車の運転中の「ながらスマホ」は、交通安全に影響を与える極めて危険な行為だが、今回の調査では100人中延べ21人が、こうした行為を行ったことがあると回答している。
 
なお、今回の調査では回答者のうち20.8%が「スマホ依存」を自覚していることも明らかになった。
 
この調査は、2018年7月9日から7月25日にかけて電話で実施。合計1,012人分の有効サンプルを得た。
 

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