7日から開催されている第69回ベルリン国際映画祭で、台湾の映画を紹介する「台湾ナイト」が9日、モーベンピックホテルにおいて開催され、世界各国の映画関係者100人以上が出席した。
今年のベルリン国際映画祭で台湾からノミネートされた作品は、ジェネレーション Kplus部門(児童向け映画部門)の短編映画「踮腳尖(Tiptoe)」。
「踮腳尖」は26歳になる林誼如監督による初めての短編ドラマ。文化部(日本の文部科学省に類似)による補助金の交付を受けて制作された。ストーリーは、子供の頃の経験をもとに、姉(10歳)と弟(7歳)に起こる母親が家を出た後の生活の変化を描いたもの。
このほか、台湾映画の名匠、蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)監督の「青少年哪吒(邦題:青春神話)」は、パノラマ部門の40周年記念特別セレクション、パノラマ40の上映作品に選ばれた。
また、監督の練建宏氏、アートディレクターの謝明仁氏、サウンドトラックのクリエイター、許瑋珊氏など台湾の若手映画制作者3人がワークショップ、「ベルリナーレ・タレンツ(Berlinale Talents)」への参加資格を得た。