2024/05/04

Taiwan Today

文化・社会

漫画博覧会は8/1に開幕、アジア最大の「アニメ・コミック・ゲーム」イベント目指す

2019/07/26
「漫画博覧会」が8月1日から5日まで、台北世界貿易センターで開催される。引き続き「イノベーション、多様性、面白さ、共有」が目標。アジア最大の「ACG」イベントを目指す。写真は25日に行われた記者会見の様子。(中央社)
「漫画博覧会」(2019 COMIC EXHIBITION)が8月1日から5日まで、台湾北部・台北市内の台北世界貿易センター第1展示ホールで開催される。主催団体の1つ、中華動漫出版同業協進会の黄詠雪理事長によれば、1995年に初めて開かれた同博覧会は今回で20回目。これまでどおり、「創新・多元・有趣・分享」(イノベーション、多様性、面白さ、共有)という目標に向けてまい進するという。
 
「漫画博覧会」では、ゲーム、e-Sports(エレクトリック・スポーツ)、玩具、模型、フィギュア、デザインプロダクトなどを結集、関連の企業130社が約1,200のブースを使って最新の製品などを展示する。入場者は延べ56万人以上が見込まれ、ビジネスチャンスも2億台湾元(約6億9,000万日本円)が期待される。
 
また、今年の「漫画博覧会」では文化部(日本の省レベル)が指導し、中華動漫出版同業協進会が主催する大型マスコットキャラクター選抜大会が行われる。この第1回「Mascot Taiwan吉祥物大賽」には政府機関、民間企業、個人から37チーム、48種類のマスコットキャラクターがエントリー。インターネットを通じた人気投票では、25日の時点で台北市の観光伝播局による「熊讃BRAVO」、並びに民間の財団法人・台湾児童及家庭扶助基金会(家扶基金会)による「家扶児保娃娃」が暫定トップとなっている。優勝したマスコットキャラクターは準優勝と3位のキャラクターと共に、日本の「ゆるキャラグランプリ」に参加する。
 
今年の特色の1つは、映像ストリーミング配信会社のNetflixが初参加すること。名作、SF、熱血、癒し系の4つのテーマで、代表的な作品やオリジナルのアニメーションを紹介するという。
 
中華動漫出版同業協進会は、台湾における「漫画博覧会」がアジア最大かつ最も多元的なACG(アニメーション・コミック・ゲーム)統合見本市に成長することを目指しているほか、積極的に台湾のIP(知的財産)を世界に売り込んでいく考え。また、産業間を横断するリンクを強化してゲームやe-Sports、玩具、映像配信など様々な業者を引き込み、関連の産業全体をいっそう強大に育てようとしている。
 
 

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