省道「台9線」の一部「蘇花公路」の山間部で進められていた改善工事「蘇花公路山区路段改善計画（通称：蘇花改）」の終了に伴い、そのうち「南澳-和平」区間と「和中-大清水」区間が6日午後4時、ついに全線開通した。「蘇花公路山区路段改善計画（通称：蘇花改）」は全長38.8㎞に及ぶ区間の改善工事で、9年前から行われていた。そのうち「蘇澳-東澳」区間は2018年2月5日に開通し、まずは普通自動車の通行が可能となり、同年5月7日から大型バスの通行が可能となった。2019年１月17日からは大型トラックの通行も可能となっている。今回開通した「南澳-和平」区間と「和中-大清水」区間は普通自動車と大型バスの通行が可能となっている。
「蘇花改」全線開通に伴い、同日から台湾北部・台北市と台湾東部・花蓮県を結ぶ長距離バスの運行も始まった。台北-花蓮を結ぶ「北花線」の長距離バス走行時間は3時間30分から4時間ほど。統聯客運、台北客運、首都客運の3社がこの路線に参入する。各社は「北花線」開通記念として16日～30日間の特別料金キャンペーンを展開している。なお、3社の長距離バスの車体はいずれも同じデザインとなっている。
【統聯客運】1663号
走行ルート：台北市南港-花蓮
運営時間：
南港 午前5時45分～午後10時45分
花蓮 平日/午前5時～午後9時20分 休日/午前5時～午後9時30分
平日は１日30往復、休日は1日40往復
運賃：
3列（2+1）シート 大人320台湾元（約1,154日本円）、小人205台湾元（約739日本円）
運行時間：3時間30分
全線開通記念キャンペーン：2月5日まで一律205台湾元とする。
【台北客運】1071号
走行ルート：台北市南港-花蓮
運営時間：午前6時～深夜零時、台北と花蓮で同じ時刻に出発
これとは別に午前3時出発便を１便のみ運行
平日は１日28往復、休日は１日32往復
運賃：
3列（2+1）シート 大人320台湾元（約1,154日本円）、小人205台湾元（約739日本円）
4列シート 大人266台湾元（約959日本円）、小人170台湾元（約613日本円）
運行時間：3時間30分
全線開通記念キャンペーン：１月21日まで3列シートの運賃を一律205台湾元、4列シートを170台湾元とする。旧正月期間中は一律、大人運賃を15％引きとする。
【首都客運】1580号
走行ルート：新北市板橋-花蓮
運営時間：午前5時～午後11時 板橋と花蓮で同じ時刻に出発
これとは別に午前2時出発便を１便のみ運行
平日は１日34往復、休日は１日46往復
運賃：
3列（2+1）シート 大人352台湾元（約1,269日本円）、小人225台湾元（約811日本円）
4列シート 大人290台湾元（約1,046日本円）、小人185台湾元（約667日本円）
運行時間：4時間
全線開通記念キャンペーン：１月21日まで3列シートの運賃を一律225台湾元、4列シートを185台湾元とする。旧正月期間中は一律、大人運賃を15％引きとする。