2024/05/08

Taiwan Today

文化・社会

台湾プロ野球が8日から上限1,000人で観客受け入れ、実名制と間隔空けた座席で観戦

2020/05/07
新型コロナウイルスの感染防止のため、開幕以来無観客試合を続けていた台湾のプロ野球、中華職業棒球大聯盟(CPBL)が8日から1試合1,000人上限で観客を受け入れることになった。写真は富邦ガーディアンズのホームグラウンド、新荘球場。(中央社)
新型コロナウイルスの感染防止のため、4月12日(11日の試合は雨天延期)の開幕以来無観客試合を続けていた台湾のプロ野球、中華職業棒球大聯盟(CPBL)が8日の試合から人数を制限した上で観客を受け入れることになった。CPBLは5日に開いた第6回感染対策会議で、8日より観客を入場させることを決定。当初は200人を上限とする計画で政府の同意を得ていたが、中央感染症指揮センター(新型肺炎対策本部に相当)は6日、1,000人までの入場を認めると発表した。
 
わずか1日で、上限を1,000人とすることの同意を取り付けたことについて、CPBLの馮勝賢秘書長(事務局長)は6日、「我々は毎日、中央感染症指揮センターの陳宗彦副指揮官に状況を報告しており、陳副指揮官もとても気にかけてくれている。また、指揮センターはこのところ、CPBLがしっかりと感染対策に取り組んでいることを評価していた」と説明した。
 
馮勝賢秘書長は、1,000人の入場を認めることは国民を安心させるほか、台湾での感染対策の大きな成果を示すことになると指摘、国民の協力が得られたことで球場での観戦が実現するとして、「プロ野球にとってファンは非常に重要で、(入場が認められることは)球団と選手にとって大きな励みになる。中央感染症指揮センターの指導に感謝したい」と述べた。
 
8日に本拠地の新荘棒球場(新荘球場=台湾北部・新北市)で統一7-ELEVEn獅(統一ライオンズ)を迎え撃つ富邦悍将(富邦ガーディアンズ)は6日、人数を限定したチケットの購入方法を発表した。「実名でのチケット購入と入場」、「内野席は全て『梅花座』(前後左右に空席がある形で定められた席に座る)」、「球場内では常にマスク着用」が3大原則で、チケットはシーズンチケット購入者、ファンクラブ会員、一般の観客の順で販売する。
 
 

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