2024/05/03

Taiwan Today

文化・社会

百年以上の歴史持つ台南知事官邸が「知事官邸生活館」として11/8にオープン

2020/10/30
台南市の古跡、台南知事官邸が11/8、「知事官邸生活館」としてオープンする。日本統治時代から100年以上の歴史を持つ古跡が多元的かつ分野を超えた総合的生活スペースに。(知事官邸生活館提供、自由時報より)
11月8日、台湾南部・台南市に必ず訪れるべき古跡が登場する。この古跡は台南知事官邸で、このほど「知事官邸生活館」として再生された。台南知事官邸は1900年(明治33年)に建てられ、地元の人たちからは「時鐘楼」と呼ばれている。台南知事官邸は、かつてイギリスが東南アジアに建てた典型的な植民地様式を採用した建物。2階建てで四方すべてにアーケードが設けられているほか、中心部と両側は八角形に飛び出ており、ユニークかつロマンチックなデザインになっている。
 
やって来る人々に、台湾の古都と呼ばれ、文化に満ちた台南市についてより深く知ってもらうため、台南市の委託を受けた安提阿設計有限公司のチームは1年かけて、古跡の姿をそのまま残しながら現代のファッション性を取り入れた全く新しい「知事官邸生活館」に生まれ変わらせた。オープニングセレモニーは11月7日に行われ、翌8日より正式に公開される。台南市におけるロマンチックな生活の新たな象徴となることが期待されている。「知事官邸生活館」は今後、革新的な思想に基づき、館内と外の空間を多元的かつ分野を超えた総合的生活スペースとして一つにまとめ上げるという。
 
2階の総合展示スペースは教室として使用される。団体や個人が様々な専門クラス、研修班、講演会などを行い、各界でよりハイレベルな学習を希望する人たちのニーズに応える。また、特定のテーマに沿ったアート、デザイン、文物などの展示会も相次いで開かれる予定。野外スペースではバザールや様々なテーマのイベント、飲食や深みのある旅行など多元的な体験活動で、全ての来館者に全く新しい暮らしの姿に触れてもらうという。
 
 

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