2024/05/08

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世界のコロナ対策ランク、台湾は2位にランクアップ=ブルームバーグ

2020/12/23
新型コロナウイルスに対する対策ランクで2位となった台湾では、感染者数は少ないものの、外出の際にマスク着用が徹底されている。写真は台湾北部・新北市のクリスマスイルミネーションを楽しむ人々。(中央社)
新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るう中、台湾の防疫対策の成功は世界中から注目を集めている。米ブルームバーグ通信が11月に発表した、世界のコロナ対策ランキング「COVIDレジリエンス(耐性)ランキング(The Covid Resilience Ranking)」で、台湾はニュージーランド、日本に次いで3位となり、先ごろ発表された最新ランキングでは1ランクアップの2位となった。
 
同ランキングは、経済規模が2,000億米ドルを超える世界53か国・地域について格付けしたもの。症例の増加、全体の致死率、ウイルス検査能力及び医療システムの充実度、ワクチンの確保状況、防疫措置による制限が与えた経済的な影響、移動の自由などが考慮された。
 
最新の「COVIDレジリエンスランキング」の上位10か国・地域は、上位からニュージーランド、台湾、オーストラリア、ノルウェー、シンガポール、フィンランド、日本、韓国、中国大陸、デンマーク。先月は3位だった台湾が82.4ポイントを獲得し、日本をおさえて2位となった。
 
ブルームバーグ通信の報道によると、ニュージーランドは、政府による国境閉鎖措置、ワクチンの確保、市中感染の抑制が高評価を得て先月同様、1位となった。日本や韓国など冬を迎えて屋内で密になりやすくなってきた日本や韓国は順位を下げ、日本は2位から7位、韓国は4位から8位とそれぞれ順位を下げた。依然として感染が収まらない米国は19ランクダウンの37位、世界で初めて米ファイザーによるワクチンを承認した英国は2ランクダウンの30位にとどまった。

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