2024/04/28

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南投県農会、干支イラストのギフトボックス追加3,000個生産

2021/01/14
南投県農会(=農協)は新年を迎えるに当たり、地元産の梅を使った蜜漬けの詰め合わせを、今年の干支であるウシのイラストを描いたギフトボックスに入れた「生肖Q梅礼盒」を発売した。その年の干支のイラストをあしらったギフトボックスは、今年で14年目になるシリーズ商品。写真上は今年の商品。下は過去の商品。(自由時報)
南投県農会(=農協)は新年を迎えるに当たり、地元産の梅を使った蜜漬けの詰め合わせを、今年の干支であるウシのイラストを描いたギフトボックスに入れた「生肖Q梅礼盒」を発売した。その年の干支のイラストをあしらったギフトボックスは、今年で14年目になるシリーズ商品。今年は1万個を用意。例年と同じ200台湾元(約742日本円)で販売したところ、わずか半月で完売してしまった。このため南投県農会は、急いで3,000個を追加生産。「今後追加生産はしない」と強調しているため、今年の干支であるウシのギフトボックスを入手できるのは、これが最後の機会となる。
 
1年が終わり、新たな年を迎えるこの時期、さまざまな業界が工夫を凝らした商品を売り出す。南投県農会がこの時期に発売する「生肖Q梅礼盒」は、2007年の干支であるブタ(日本の干支はイノシシ)からスタートしたもので、2021年で14年目を迎える。ギフトボックスに入っているのは梅とパイナップルを漬け込んだ「鳳梨梅(=パイナップル梅)」、熱帯植物「ローゼル」と漬け込んだ「洛神梅(=ローゼル梅)」、茶葉と漬け込んだ「茶香梅(=茶葉梅)」、シソと漬け込んだ「紫酥梅(=紫蘇梅)」、昔ながらの製法で漬け込んだ「古味梅」の5種類。いずれもサッカリンやチクロなどの人工甘味料を使っておらず、安全で健康的だ。
 
「扭転乾坤(=逆境から抜け出す、形勢逆転)」という意味の四字熟語の「扭」を、中国語で似た発音を持ち、今年の干支でもある「牛」の字に変えた「牛転乾坤」の文字が書かれたギフトボックスは、縁起が良く遊び心があるだけでなく、元宵節(旧暦1月15日)の提灯としても使うことができ、実用性と装飾性を兼ねたもの。物価上昇の影響を受けず、例年と同じ200台湾元で販売したことから、先を競って購入する人や、収集のために購入する人が見られた。
 
南投県農会によると、今年はもともと1万個用意していたが半月で完売したため、消費者からの強い要望もあり、追加で3,000個用意することを決めた。南投県農会では同時に、過去に販売した干支のギフトボックスのうち3~5種類集めた人には100台湾元(約370日本円)分の商品券3枚を、6~11種類集めた人には6,000台湾元(約2.2万日本円)分の商品券をプレゼントするキャンペーンを実施する。十二支のギフトボックスを重複することなく全て集めた人には、最多の2万台湾元(約7.4万日本円)分の商品券をプレゼントする。
 

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