2024/05/06

Taiwan Today

文化・社会

第11回総統文化奨、公募を開始

2021/05/04
第11回総統文化奨の公募が3日より開始、7月2日まで受け付ける。記者会見に出席した頼清徳副総統は、「総統文化奨を通じて、台湾の文化が持続的に発展し、台湾が国際社会における自由の光となるよう望んでいる」との期待を示した。(中華民国総統府ニュースサイトより)

台湾における文化や社会の発展に貢献した個人・団体に贈られる「総統文化奨」の公募受付が始まった。総統文化奨は2年ごとに実施され、今年で11回目を迎えた。主催団体の中華文化総会の副会長で、「第11回総統文化奨」準備委員総会責任者を務める頼清徳副総統は3日午前、総統府で開催された「第11回総統文化奨公募記者会見」に出席した。頼清徳副総統は、「総統文化奨を通じて、台湾の文化が持続的に発展し、台湾が国際社会における自由の光となるよう望んでいる。またより多くの人たちの応募を奨励し、共に台湾文化を構築していこう」との期待を示した。

頼清徳副総統は記者会見のあいさつで、「11回目となる総統文化奨のテーマは『閃耀世界 自由之光(世界を輝かせる自由の光)』。台湾文化は台湾社会における民主主義や自由のもとに成り立っている。絶えず受け継がれ、革新を遂げ、創造的で開放的なものだ。これは、台湾での主体性を持つ価値観で最大の強みでもある。総統文化奨によって、台湾の文化を持続的に発展させ、台湾が国際社会における自由の光となるよう望んでいる」と述べた。

頼清徳副総統はまた、総統文化奨は、単なる芸術と文化の創造に限らず、台湾の価値観を表すものでなければならないことを強調した。さらには、台湾の時代精神を示すのみならず、台湾文化の主体性をもアピールしなければならないと指摘、これは総統文化奨のもう一つの意義だと紹介した。

今年は「台湾文化協会」創立100周年にあたることから頼清徳副総統は、「総統文化奨によって台湾の人々が過去100年の台湾文化の歴史を振り返るきっかけとなり、次の100年の台湾文化の発展を生み出す可能性を再考できるよう願っている。つまり、今年の総統文化奨は特別な意義を持ち責任も重大だ」と説明した。

頼清徳副総統は最後に、「今年の総統文化奨がスムーズで円滑に進められ、成功を収められるよう祈っている」として、あいさつを締めた。

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