2024/05/14

Taiwan Today

文化・社会

台湾鉄道の都市間特急車両EMU3000が日本のグッドデザイン・ベスト100を受賞

2021/10/22
交通部台湾鉄路管理局(台湾鉄道)の列車が昨年に続いて日本のグッドデザイン賞を受賞。今年は都市間特急車両EMU3000(写真)がグッドデザイン・ベスト100に選ばれた。(台湾鉄路管理局提供、聯合報より)
昨年の「鳴日号観光列車(Transportation Design [Taiwan Railway Railcar Project])」に続いて、今年も交通部台湾鉄路管理局(台湾鉄道)の列車が日本のグッドデザイン賞を受賞。同賞の公式ホームページによれば、台湾鉄路管理局の都市間特急車両EMU3000がこのほど今年のグッドデザイン・ベスト100に選ばれた。分類は鉄道・船舶・航空機。昨年「鳴日号観光列車」が受賞したのは一般のグッドデザイン賞だったのに対し、EMU3000が選ばれたのはグッドデザイン金賞など特別賞の候補でもあるグッドデザイン・ベスト100。グッドデザイン・ベスト100を台湾の公共交通機関が受賞するのは初めて。
 
グッドデザイン賞は、ドイツのIFデザイン賞とレッド・ドット・デザイン賞、米国のインターナショナル・デザイン・エクセレンス(IDEA)賞と並んで世界の四大プロダクトデザイン賞に数えられる。グッドデザイン賞の受賞レースは毎年熾烈で、昨年受賞したのは審査対象4,769件のうち1,395件のみ。グッドデザイン・ベスト100はさらに受賞が難しい賞であり、台湾鉄路管理局では今回EMU3000が数多くの優れた製品からグッドデザイン・ベスト100に選ばれたことは台湾鉄路管理局がここ数年進めてきた「美学の復興」が一定の成果を挙げたことを示すと話している。
 
台湾鉄路管理局によると、EMU3000は現在3編成が台湾に到着しており、現在同局がメーカーの日立製作所、そして独立した認証機関(IV&V)と共に性能面での調整とテストを行っている。
 
 

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