台湾桃園国際空港（台湾北部・桃園市）と台北駅（台湾北部・台北市）を結ぶ桃園メトロ（MRT）空港線がまもなく開通する。財政部関務署（日本の財務省関税局に相当）は、出国する旅行者にいっそう快適で便利な旅を提供するため、空港線の台北駅（A1駅）で、出国手続きを行なう旅客のための「都市部チェックインサービス」を行なう予定。また、自動的に税金の払い戻しが受けられる設備も設けて外国人旅行者の税金還付に対応する。
出国する旅行者が預ける荷物（受託手荷物）は安全検査を受けてから直接列車で台湾桃園国際空港の作業エリアに送られる。台北駅では受託手荷物の検査が行なわれる他、自動税還付機（Kiosk）を設け、外国人旅行者の、税金を含んだ消費金額2万4,000台湾元（約8万7,500日本円）以内の部分について「小額税金還付」を行なえるようにする。
台北駅でのチェックインサービスの時間は午前6時から午後9時30分まで。台北駅での手続きは搭乗旅客機の出発時間の3時間前までに済ませねばならない。また、特に長い荷物、特に大きな荷物、検疫の必要な荷物は台北駅で預けることができず、旅客は余裕を持って台湾桃園国際空港に到着し、あらかじめ検査を受ける必要がある。