2024/05/04

Taiwan Today

観光

「観光工場」では「食べて遊べる」工場が一番人気

2017/01/16
ネットコミュニティで話題になる状況から、台湾で人気の「観光工場」では「食べて遊べる」食品類の「観光工場」が最も歓迎されていることがわかった。写真は人気の「観光工場」ベスト30。(OpView社群口碑資料庫提供、中央社)
近年、従来型産業の変革と地方自治体の後押しで、「観光工場」が流行している。「観光工場」とは工場の一部を開放し、見学や体験活動を提供するなどして工場を観光スポット化したもの。
 
台湾におけるネットコミュニティのモニタリングプラットフォーム「OpView社群口碑資料庫(コミュニティ口コミデータバンク)」はこのほど、昨年1月1日から12月31日までの様々な大規模コミュニティサイトにおける評価や書き込みを集計、話題になる回数を計算したところ、「食べて遊べる」食品類の「観光工場」が最も人気が高いことがわかった。
 
人気ランキングによれば、最も人気を集めたのは食品類の「観光工場」で、特にスイーツ・ケーキ類がトップ。家族で訪れるのに適した「巧克力共和国(チョコレート共和国)」(台湾北部・桃園市)、裸電球型の容器で知名度を上げた「奇麗湾珍奶文化館(KILI BAYパールミルクティー文化館)」(同北東部・宜蘭県)がそれぞれ1位と2位だった。
 
主に女性を狙った「コスメティック工場」では、台湾南部・台南市にある「台鉅美妝観光工廠(TJCOS)」の人気が最も高い。また、同タイプの「観光工場」では、「雅聞峇里海岸観光工廠(ARWIN BALI BEACH観光工場)」(台湾中部・雲林県)が敷地の広さから商品をセールスポイントにはせず、景色を整備することで南洋のビーチリゾートにおけるバカンスムードで人々を引き付けている。
 
普段から目にする日用品や食べ物の工場の他、様々なユニークで面白い特色を備えた工場もある。小さな男の子が大好きなロボットや創業60年を超える老舗の鉛筆、さらには小さく目立たないリボン専門の「観光工場」も出来ている。こうした工場はもともとある商品やそのアイデアを、人々を驚かせ、楽しませる新たな形で再び登場させているのである。
 
 

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