2024/05/04

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桃園メトロ空港線が3/2正式に開通

2017/03/02
2月2日からプレ営業を行っていた桃園メトロ(MRT)空港線(台湾北部)が2日、正式な運営を開始した。空港線の正式開通により、台湾桃園国際空港(台湾北部・桃園市)から出入国する旅行者だけでなく、沿線住民にとっても新たな交通手段が増えることになった。(中央社)
2月2日からプレ営業を行っていた桃園メトロ(MRT)空港線(台湾北部)が2日、正式な運営を開始した。空港線を運営する桃園捷運公司は、台北駅(台湾北部・台北市)で開通を祝う式典を行った。
 
桃園捷運公司によると、2月2日から3月1日までのプレ営業期間中、利用者は延べ127万人に達した。正式開通後、1日の営業時間は午前6時から午後11時までとなる。空港線の正式開通により、台湾桃園国際空港(台湾北部・桃園市)から出入国する旅行者だけでなく、沿線住民にとっても新たな交通手段が増えることになった。
 
桃園捷運公司は2日より、最初の1か月間の運賃を半額とする。通勤定期券は、有効期間30日、60日、90日の3種類で、それぞれ通常運賃の30%引き、35%引き、40%引きとなる。また、企業、機関、学校、沿線のコミュニティー(団地)住民については、有効期間100日以内の定期券を300枚以上購入すれば、通常運賃の50%引きとなる団体割引を適用する。
 
空港線の開通に備え、台北市、新北市、桃園市ではそれぞれ空港線各駅を通る路線バスの配置を整え、利用者の乗り継ぎの利便性を図っている。台北市に位置する在来線、台湾鉄道の台北駅は、各地にアクセス可能な路線バスのネットワークがすでに構築されている。今後、新北市や桃園市にある空港線各駅にも、合計170本の路線バスがアクセスすることになり、乗り継ぎがより便利になる見通し。
 
また、空港線各駅のほとんどの出口に、レンタル公共自転車「Youbike」のステーションが設けられている。なお、桃園市では現在も、最初の30分間は「Youbike」の利用料金が無料となっている。
 
このほか、空港線各駅では駅構内に乗り換えマップが設置されており、各市の交通局も各駅構内に路線バスの接近案内表示システムを設置したり、駅の外にある停留所にディスプレーを設置したりして、利用者がすぐにバス路線や、バスの接近情報を知ることができるようにしている。自治体や民間企業が出しているバスの路線アプリを利用して、路線や乗り換え情報を知ることもできる。
 
桃園捷運公司の公式サイトでも、「乗車指南」→「転乗資訊」→「転乗公車」の順にクリックすれば、下記の方法で乗り換え情報を検索することができる。
 
方法(1)「駅名」から探す。検索したい駅名をクリックすると、その駅にアクセスする路線バス情報が出てくる。
 
方法(2)「行政区」から探す。桃園市または新北市の行政区ごとに、空港線各駅にアクセスする路線バスを記載した一覧表が出てくる。
 
方法(3)「路線」から探す。「桃園市」または「大台北バス運行情報」のどちらかをクリックすると、自治体が開設した路線バス情報サイトにアクセスでき、路線バスの乗り換え情報などを調べることができる。
 

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