台湾における宗教の文化資源を活用し、宗教の文化観光を推進するため、内政部（日本の省レベルに相当）はこのほど、「台湾宗教文化マップ」及びそのアプリを開発、7月1日より宣伝カーを台湾本島で巡回させてPRしている。
内政部は1日、台湾で宗教百景の一つに選出された道教の廟宇、台北霞海城隍廟（台湾北部・台北市）の傍で「台湾宗教文化マップ巡回宣伝活動スタート」記者会見を開催した。内政部の葉俊栄部長（大臣）は、宗教は台湾の文化資産の一部で、人々の生活と密接に結びついていると指摘、「台湾宗教文化マップ」を通じて世界の人々が台湾を目にし、台湾を理解し、台湾を好きになってくれることに期待した。
「台湾宗教文化マップ」には台湾宗教百景、宗教活動体験プラン、台湾宗教文化資産などが収録されており、人々に宗教文化の知識と意義を伝える他、携帯デバイスを用いて「台湾宗教文化マップアプリ」をダウンロードすれば、位置登録機能により、観光スポット周囲の飲食店や宿泊施設、交通情報がリアルタイムで把握できるという。
内政部は、「台湾宗教文化マップ」の英語版と日本語版も年内には完成させ、海外からやってきた旅行者が台湾の宗教文化に関する情報を簡単に入手でき、台湾独特の宗教文化の旅を楽しめるようにするとしている。
「台湾宗教文化マップ」サイト https://www.taiwangods.com/