2024/05/05

Taiwan Today

観光

台湾にスーパー5つ星ホテルが誕生、台北と花蓮のホテルが選定

2020/07/22
台湾では、5つ星ホテルの更に上と格付けされるスーパー5つ星ホテルとして、グランドメイフルホテル台北とグランドコスモスリゾートが選ばれた。台湾は、国際社会における観光大国として、さらにアピールしていく狙いだ。(聯合報)
交通部観光局(日本の観光庁に相当)は、台湾の宿泊施設が、心のこもったサービス提供、持続可能性に配慮した運営、スマートテクノロジーの導入や幅広い分野に渡った発展に向けて努力し、品質のさらなる向上を図るよう奨励するため、星クラスホテル評価制度を実施している。宿泊施設の評価に基づいてつけられる星の数は5つが最高評価だったが、宿泊施設が更に充実できるように2019年に「スーパー5つ星ホテル(通称:5つ星プラス)」の格付けが新たに設定された。スーパー5つ星ホテルの評価を獲得するには、宿泊施設及び設備とサービスの品質の両項目での得点が合計875点に達しなければならない。

観光局は21日、スーパー5つ星ホテルマーク授与式及び記者会見を開催した。記者会見では、グランドメイフルホテル台北(台北美福大飯店、台湾北部・台北市)とグランドコスモスリゾート(瑞穂天合国際観光酒店、台湾東部・花蓮県)が台湾初のスーパー5つ星ホテルと評価されたことが発表された。台湾では現在、スーパー5つ星ホテルはこの2軒だけ。

交通部の林佳龍部長(大臣)は記者会見のスピーチで、「星評価のある台湾のホテルや旅館は、素晴らしい設備やサービスを提供している。宿泊にレストランでの食事や観光スポット巡りを組み合わせて楽しむこともできる。多くの旅行業者は、多様で独創的な旅行ツアーを発売している。台湾は、新型コロナウイルスの防疫対策の優等生や観光大国として、国際社会であらゆる顔を見せている。世界中から高い評価を受けている台湾に、世界各地からの観光客を誘致して、安心して観光できるようにしたい」と述べた。

今回、ホテルの格付け評価を務めた台湾でホテル事業を展開するコスモスホテルグループ(天成飯店集団)の張茂松董事長(会長)は、「台湾初のスーパー5つ星ホテルという栄光を獲得したホテルが、際立った特性を持っている上、2軒とも台湾企業が運営するホテルということは、とても貴重だ。今後、このような評価メカニズムを通じて、国際的にも台湾の素晴らしい宿泊施設を紹介していきたい」との意気込みを語った。

スーパー5つ星ホテル獲得を記念して、グランドメイフルホテル台北とグランドコスモスリゾートは、両方のホテルを楽しめる限定プランを提供する。12月29日(チェックイン)まで、2泊4食付き(各ホテルで1泊2食)のプランが、原価の約3分の1となる3万9,900台湾元(約14万3,000日本円)で体験できる。

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