2024/05/04

Taiwan Today

観光

台湾のコロナ対策を信頼、英テレビ番組が撮影クルーを訪台させ台湾の鉄道旅行を特集

2020/12/16
台湾が新型コロナウイルスの封じ込めに成功していることもあり、イギリスのテレビ番組がクルーを台湾に送り込み、台湾の鉄道旅行や文化を紹介する番組を制作している。写真は沿線の店舗を取材するクルーたち。(交通部観光局サイトより)
新型コロナウイルスが世界的に広がって以来、台湾はその感染対策の成功がイギリスの主要文字媒体やテレビで度々取り上げられたことから、安全かつ健康、多元的、寛容性といったイメージが徐々にイギリス国民に浸透している。イギリスのテレビ局であるチャンネル5のドキュメンタリー番組『World’s Most Scenic Railway Journeys』は台湾の様々な軌道交通、多様な地理環境及び多元的な文化に注目、加えて台湾のコロナ対策は信頼出来ると考え、交通部観光局(日本の観光庁に相当)による協力の下、撮影クルーを訪台させた。撮影クルーは中華民国政府の防疫措置に従い、14日間の隔離期間を経て台湾における鉄道旅行のドキュメンタリーを撮影した。
 
同番組が東アジアを旅行先として紹介するのは台湾が初めて。今回は在来線・台湾鉄道・東部幹線の花蓮から台北まで、西部幹線では台北から嘉義まで、そして台湾中南部の景勝地・阿里山を走る阿里山森林鉄道(阿里山林業鉄路)で撮影。台湾東部の「花蓮」と「太魯閣」(タロコ峡谷)、同北東部の「宜蘭」、「旧草嶺隧道」(台湾北部・新北市と北東部・宜蘭県の県境にある鉄道トンネルの遺構。現在はサイクリング道路になっている)、「福隆」(新北市。海水浴場があり、駅弁でも有名)、「台北」、「龍騰断橋」(北西部・苗栗県にある鉄道橋の遺構)、「阿里山」などを訪れ、鉄道設備やその建設工事を紹介するほか、沿線の美しい景色や持続可能な旅行スポット、自然に優しい「グリーン」観光活動、先住民族の集落文化、茶業なども取り上げる。鉄道関係者、ならびにその物語と歴史を通じてイギリスの視聴者に台湾の景色と生活文化を深く理解してもらうのが番組の狙いとなっている。
 
『World’s Most Scenic Railway Journeys』は今年3クール目に入るなど、イギリス全土の鉄道ファン及び旅行ファンから深く愛される鉄道旅行のドキュメンタリー番組。初放送では平均で毎回延べ150万人が視聴している。今回、交通部観光局が協力した同番組は2021年の春にオンエアされる予定。
 
 

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