2024/05/08

Taiwan Today

観光

観光局が日本・青森県とテレビ会議、来年の「台湾ランタンフェス」にはねぶたが参加

2021/02/09
交通部観光局の張錫聡局長が日本の三村申吾青森県知事とテレビ会議形式で会談し、2022年の「台湾ランタンフェスティバル」へのねぶた出展を要請、青森県側はこれを快諾した。写真はテレビ会議の様子。あらかじめ贈り合った記念品を持つ張局長(左から1人目)、台湾観光協会の葉菊蘭会長(同2人目)と三村青森県知事(右のモニター内)。(交通部観光局サイトより)
交通部観光局(日本の観光庁に相当)の張錫聡局長が8日午前、日本の三村申吾青森県知事とテレビ会議形式で会談し、2022年の「台湾灯会in高雄」(台湾ランタンフェスティバル・イン・高雄)に著名なねぶた祭からねぶたを出展してくれるよう強く要請、青森県側の同意を得ることに成功した。
 
台湾観光に対する海外からの高い注目度を維持すると共に、新型コロナウイルスが収まった後の日本人観光客の市場獲得に向けた取り組みを前倒しで進めるため、観光局の張局長は8日、台湾観光協会の葉菊蘭会長と共に三村知事とオンラインで会談し、将来の協力と交流について意見を交わした。
 
張局長はその中で、来年の「台湾ランタンフェスティバル」へのねぶた出展を強く要請し、青森県側はこれを快諾。来年、台湾南部・高雄市で開催される「台湾ランタンフェスティバル」では台湾にいながらにして日本のねぶた祭りのねぶたを見られることになった。
 
観光局は、青森県のリンゴは広く名を馳せており台湾での人気も高いと指摘、2019年以降は台湾桃園国際空港と青森県とを結ぶ航空路線が就航したことで、双方のより密接な交流が促進されていると説明している。
 
会談の中で三村青森県知事は、同県の豊富な観光資源やストーブ列車、台湾の教育旅行との交流、さらには陸(鉄道)・海(船舶)・空(飛行機)を運用したモデルで海外の観光客を呼び込む戦略が、同県で宿泊する外国人旅行者の数を年々成長させてきたことを紹介した。
 
一方、張観光局長は、台湾では今後「観光圏計画」で資源統合プラットフォームを立ち上げ、各地の「食・宿・遊・購・行」(食事・宿泊・観光・ショッピング・交通)の要素を整理・検証した上で台湾と海外からの旅行者のための旅行コースを提案していくと説明。将来は台湾と青森県とが盟約を結び、台日間で地方創生や観光圏の展開、ならびにその成果を互いに学びあえることに期待した。
 
 

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