交通部観光局（日本の観光庁に相当）が行う「自行車友善旅宿人気票選活動」（自転車での旅行にやさしい宿泊施設人気投票イベント）が12日にスタートした。投票した人を対象に、抽選でホテル宿泊券や食事券、観光局特製の旅行グッズ（観光局のマスコット、「台湾喔熊＝オーベア」のぬいぐるみにもなるネックピロー）などが贈られる。観光局はぜひウェブサイトを訪れて投票してほしいと呼びかけている。
今年は観光局の定める「自行車旅遊年」（自転車旅行イヤー）で、同局は政策推進のため様々な取り組みを行っている。同局の張錫聡局長によると、同局では自転車を使った旅行を奨励し、そうした旅行者の宿泊問題を解決するため、業者が自転車旅行にやさしい宿泊施設を整備するよう指導に力を入れている。これにより自転車で旅する人たちがホテルや民宿に宿泊する際、自転車の駐輪場所を心配しなくてもいいようにする。
観光局によると、現在台湾（22の県・市）において「自行車友善旅宿」（自転車にやさしい宿泊施設＝Bike Friendly Accommodation）に分類されているホテルや民宿は700カ所以上で、ウェブサイト「台湾旅宿網」及び「台湾自行車旅遊網」で検索が可能。また、観光局は宿泊先の選択に役立てるため「台湾旅宿網」の中に「自行車友善旅宿専区」（自転車旅行にやさしい宿泊施設専門ページ）を設けている。利用者は県・市別、あるいは観光局が普及に努めている16種類の自転車旅行コース別に周辺の「自転車旅行にやさしい宿泊施設」を選ぶことが出来る。
「自行車友善旅宿人気票選活動」ではネット投票で、台湾の北部・中部・南部・東部・離島の五つのエリアごとに最も人気の「自転車旅行にやさしい宿泊施設」を選び出す。投票にエントリーしている宿泊施設は608カ所。特に数が多いのは台湾南部の屏東県、同北部の新北市、同東部の花蓮県。イベントの公式ウェブサイトでフェイスブックのアカウントを登録（ログイン）すれば投票が可能になる。投票は4月21日正午が締切（台湾時間）。
「自行車友善旅宿人気票選活動」公式ウェブサイト
https://bikefriendlyaccommodation.i-taiwan.tw/web_page/BFA010100.jsp