2024/05/20

Taiwan Today

観光

交通部次長らが自転車で台湾一周、サイクリング道路視察で「台湾を聖地に」

2024/02/17
交通部が台湾を「サイクリングの聖地」にする取り組みで、陳彦伯政務次長ら関係者が自転車による5泊6日の台湾一周の旅を敢行している。写真は出発前の様子。(交通部観光署サイトより)
交通部(日本の国土交通省に類似)が台湾を「サイクリングの聖地」にする取り組みで、陳彦伯政務次長(=副大臣)ら関係者が自転車による5泊6日の台湾一周の旅を敢行している。
 
交通部観光署は16日午前、「台湾騎時很美麗」イベントを行い、交通部の王国材部長(=大臣)によるスターターピストルの下、陳政務次長率いる交通部の関係者が台北市内の松山駅から台湾一周のサイクリングの旅に出発した。「台湾騎時很美麗」(自転車に乗れば台湾はとても美しい)は「台湾其実很美麗」(実は台湾はとても美しい)をもじったシャレ。この旅は自転車に乗りながら鉄道、バス、船などを乗り継いで台湾を一周し、各地のサイクリング道路網を視察すると共に各地の観光業者、ならびに自転車愛好家と4度にわたる座談会を通じて交流するもので、交通部では、「低炭素旅行」のビジネスチャンス創出につなげたいとしている。
 
王交通部長は、「今回のサイクリング体験は今後台湾におけるサイクリング道路の安全性を全面的に高めていくことを目標としている。交通部の各部署が参与し、サイクリング道路を体験すると共に地方の観光産業の発展ぶりを確認する。それにより自転車での道路環境を自ら体験し、今後のソフト・ハード面での整備をより実感できるようにする。こうした経験から台湾に、よりやさしい自転車環境をもたらせるはずだ」と活動の狙いを説明した。
 
交通部によると、2015年から2020年までの間に台湾では自転車で台湾を一周するための道路「環島1号線」と25本の「支線」を整備。2020年から2023年にはこれら道路のレベルアップ、ならびにより多くの路線との統合プロジェクトを推進して台湾一周のサイクリング道路の安全性とフレンドリネスを高めた。すでに16本の「親子利用型」路線が次々と完成。また、サイクリング道路網が途切れている箇所を補う作業も引き続き強化しているという。
 
 

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