今年、海外から台湾を訪れる旅行者が延べ600万人を突破することになり、交通部観光局ではガラス工芸品の記念プレートと60種類のプレゼントを準備。観光局の統計によると、今年11月末までに海外からの訪台旅行者は延べ543万8890人。11月は延べ61万人あまりで、1ヶ月としての最多記録を更新した。12月は22日までの時点で、1日あたり約2万人となっており、このペースならば、27日から30日の間に年間延べ600万人が達成できると言う。最も可能性が高いのは28日と29日。
観光局では、海外から台湾を訪れる旅行者は安定して成長しているとし、延べ600万人目を確定するため、桃園国際空港、台北松山空港、台中の清泉崗空港、高雄の小港国際空港、台東、花蓮などの定期フライトの他、離島の金門、馬祖と中国大陸を船舶で結ぶ「小三通」ルートでの旅客延べ人数を絶えずチェック、600万人目が出た場合の歓迎セレモニーとプレゼントの贈呈式を準備している。プレゼントは、ガラス工芸品の記念プレートの他、60種類の特産品や記念品。パイナップルケーキや太陽餅などのお菓子の他、文化的記念品、MRT台北新交通システムやバスで使用する電子マネーの悠遊カード、ナイトマーケットでの「消費券」（金券）、テーマパークの入場券、台湾観光バスのセットチケットなど盛りだくさん。観光局では、延べ600万人目の旅行者に、台湾旅行の優しい環境を感じてもらいたいとしている。また、600万人目の人が一人旅でなかった場合、同行者や所属する旅行団にも特産品と悠遊カードが贈られる。
昨年、台湾を訪れた海外の旅行者は初めて延べ500万人を突破。観光局は台湾元50万元（約128万日本円）使用可能のカードを用意、旅行会社の営業を後押しした。その結果、日本からやってきた女性が延べ500万人目となり、これを獲得。同行の女性3人も大喜びして大きく報道された。