2024/04/29

Taiwan Today

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台日観光サミット、人的往来年間300万人目指す

2012/07/09
第5回台日観光サミットでは、人的往来年間延べ300万人を目指すことが決定。(交通部観光局サイトより)

中華民国(台湾)と日本の観光業界による1年1度の「台日観光サミット」が6日に花蓮で開催された。5回目となる今回のサミットには過去最高の194名が参加。台湾からは交通部の毛治国部長、交通部観光局の謝謂君局長、花蓮県の傅崐萁知事らが参加、日本からは観光庁の又野己知次長、日本の対台湾窓口機関・交流協会台北事務所の佐味祐介副代表、日本観光振興協会の西田厚聡会長(株式会社東芝の取締役会長)らが出席し、この交流プラットフォームが双方から大いに重視されつつあることが示された。

サミットでは、台湾と日本の「オープンスカイ(航空自由化)」時代の到来に対応、航空路線の有効利用ならびにより多くの優遇措置や販売ルートで旅行商品を強化し、観光市場の成長を促していくことが決議された。また、「台日観光促進年」を2013年まで延長し、双方向の観光交流の質と量を高め、人的往来年間延べ300万人の目標の早期達成を目指すことが決められた。

具体的には、地方空港の使用率向上、台湾南部から台湾に入り、北部から帰るコースの開発、特殊な興味を持つ人たちへのテーマ旅行、ソーシャルネットワークサービスを活用しての個人旅行者への情報提供などが提案された。

交通部観光局では日本を対象に、「ロマンチック、グルメ、ショッピング、ロハス」を主要テーマとして、「縁結びの旅」、「台湾グルメ展」、「台湾ショッピングフェスティバル」、「自転車フェスティバル」などをアピールしていく考え。

昨年のサミットは6月29日に日本の石川県で開かれ、震災後の日本の観光業振興が話し合われた。ロゴの共用や旅行商品の相互販売など知恵を結集した結果、交通部の統計では昨年、台湾を訪れた日本人旅行者は延べ129万4758人で前年比で19.87%成長、日本を訪れた台湾の旅行者も延べ113万6394人で、双方の観光産業は積極的な交流を通して危機を乗り越えた。

来年の台日観光サミットは日本の三重県で開催される。

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