交通部観光局(日本の観光庁に相当)は台湾全土に26カ所の海外観光客向け「借問站(案内所)」を整備する。土産物店や交番、博物館などに海外からの観光客に特化した案内機能をもたせるとともに、心温まるお茶や充電サービスも提供する。
この「案内所」は今後、情報技術を活かし、散歩地図やQRコード(二次元バーコード)などを使って観光客がクラウドコンピューティングを通じ、周辺の食、宿泊、娯楽、買い物に関する情報を受け取れるようにする。あるいは訪問先の地元が作成した観光用のモバイルデバイス向けアプリをダウンロードするなどすれば、観光に必要な情報を簡単に取得できる。
現時点では台湾全土に「案内所」モデルポイント26カ所を整備。将来的にはさまざまなタイプの案内所を台湾の津々浦々に設置し、3,000~4,000カ所に増やしたいとしている。