交通部（日本の国交省に相当）台湾鉄路管理局（台湾鉄道）は22日、「宜蘭線と日本・兵庫県の山陽電気鉄道（山陽電鉄）の姉妹鉄道、並びに両線同名の亀山駅の姉妹駅」協定署名セレモニーを行なった。日本側では22日より、山陽電鉄を訪れた台湾からの旅行者に絵葉書をプレゼントする他、来年3月に日本の世界遺産、姫路城が「平成の大修理」を終えて再公開されるのに合わせて、「姫路旅行周遊券 Himeji Tourist Pass」を発売する。
台湾鉄道では台北市内にある松山駅が昨年、日本・四国愛媛県松山市の松山駅と姉妹駅となった。また、今年11月には台湾と日本の同名駅と同じ姓、もしくは名前の日本人32人を台湾に招き、台湾鉄道のこれらの駅で一日駅長を体験してもらった。山陽電鉄との姉妹関係締結はこれに続くもの。台湾鉄道宜蘭線と山陽電鉄には、いずれも海沿いを走るという共通点がある他、「亀山」という同名駅も存在することから、協力して互いの観光を促進していくアイデアが生まれたという。