2024/05/02

Taiwan Today

観光

外国人観光客、無料Wi-Fiの有無についての質問が最多

2016/08/04
交通部観光局が台湾各地に設置する「借問站(INFORMATION STATION)」は、現在200カ所に上る。そこで観光客に最もよく尋ねられる質問は「無料のWi-Fiはありますか?」だという。全国のフレンドリーな店舗などと協力し、設立したもの。観光客からの様々な疑問や質問を解決し、サポートしている。写真は「借問站」のロゴマーク。(借問站公式サイトより)

「ちょっとすみません(台湾最大の方言・台湾語:借問一下)」--これは、国内外の観光客が旅行の際に最もよく口にする言葉だろう。交通部観光局(日本の国土交通省観光庁に相当)が昨年末から台湾各地に設置している「借問站(INFORMATION STATION)」は、現在200カ所に上る。そこで観光客に最もよく尋ねられる質問は「無料のWi-Fiはありますか?」だという。

台湾で最も美しい風景は、台湾の人々そのものだと言われる。個人旅行客が増えるにつれて、「ちょっとすみません」と尋ねられる機会も大幅に増えてきた。例えば道に迷ったときや、トイレを借りたいとき、またはインターネットでSNSに繋いで、自分の居場所を友人たちに知らせたいときなど、いずれも海外の観光客にとって助けが必要だと感じるときだろう。

観光局はそんな観光客のニーズに応えるため、昨年末以降、全国各地に「借問站」を設置。その数はすでに200カ所に上る。各地にある既存の店舗などが、観光客のために新たなサービスや旅の楽しみ方を提供してくれることを期待して設置した。

「借問站」を設置する台湾北部・基隆市の米菓子店「泉利」の簡志源経理によると、基隆市には飛行機やクルーズ船に乗ってやって来る観光客が多く、「無料のWi-Fiはありますか?」が最もよく尋ねられる質問だという。また、多くの外国人観光客がこの店の「借問站」で、SNSのチェックイン機能を使い、その居場所を友人たちに知らせていることから、より多くの人たちに台湾の楽しさを知ってもらえるチャンスだと簡経理は考えている。

観光局では中国語と英語、中国語と日本語、中国語と韓国語、中国語とマレー語の2か国語の対比による「借問站」トランプを作成した。トランプには、外国人観光客からよく尋ねられる13項目の質問を記載しており、これを使えば、外国語ができなくても、外国人観光客とのコミュニケーションができるという。

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