2024/05/01

Taiwan Today

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仏の若者たち、台湾でのワーキングホリデーに憧れ

2016/11/15
フランスの若者たちのワーキングホリデーでは様々な渡航先が選択可能。一部の人たちは台湾の多様性に特に興味を感じている。写真は台北市の美しい自然景観。(中央社)
フランスの若者たちにとって、ワーキングホリデーの渡航先は様々な選択肢がある中、一部の人たちは台湾に特に興味を感じているようで、台湾が申請を受け付け始めるとたちまち申請手続きをする人が現れた。彼らの台湾に対する印象は当初、「メイド・イン・タイワン」の製品だけだったが、資料を集めていくにつれて台湾の多様な姿に気付き、今では1日も早い出発を待ち望んでいる。 ワーキングホリデーとは、二国間の協定に基づき、青年が相手国での休暇を楽しみながら、そこで滞在資金を補うために一定の就労をすることを認める制度。フランスと中華民国(台湾)は数年間の交渉の末、ついに今年の夏、互いの18歳から30歳までの青年が相手側に1年間滞在できるワーキングホリデービザを申請できるようにした。 フランスは現在、日本、ニュージーランド、カナダ、香港、チリ、メキシコなど、13カ国・地域との間でワーキングホリデー制度を実施しているが、22歳のAnthony Lemaitreさんは、「台湾を選ぶ。この島は多様性に満ちているから」と話す。 Lemaitreさんは生態系に関する議題に関心を持つベジタリアンで、衛生・安全・環境学科を卒業しており、台湾にある森林や砂浜、山脈は彼にとって大変魅力的だという。 Lemaitreさんの想像する台湾は、「中国と日本文化が融合し、異なる民族が和やかに暮らしている他、探究したり、共有したり、学んだりすることに積極的な人々がいるところ」。ワーキングホリデーではお金を稼ぐことより体験することが重要だと考えるLemaitreさんは、「ただ台湾で暮らしてみたい。それから『安定化池』について研究したいし、マッサージも学びたい」と話す。「安定化池」は微生物による水の自然な浄化を行なう方法とその施設。 彼に同行するガールフレンドのMarine Gailardonさんはグラフィックデザイナー。かつてフランスのナントデザイン大学(L'École de Design Nantes Atlantique )の提携校で、中国大陸の上海にある学校で2年間学んだ。その間、香港でも6ヶ月間実習をしたことがある。 Gailardonさんは以前台湾に対して、「メイド・イン・タイワン」の製品と工場のイメージしかなかったとのことだが、台湾でのワーキングホリデー申請を決め、あちこちで資料を集めた今では、台湾は美しさと面白さに満ちているところだと感じている。Gailardonさんは、台湾は香港や上海よりも伝統的な文化を残していると同時に現代感もたっぷりで活力にもあふれ、さらには様々な自然の美しい姿も見られるとして、「とにかく多様性に満ちているの!退屈することなんかないはずよ」と期待に胸を膨らませているのである。

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