2024/05/02

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台湾ランタンフェスは雲林で、メインランタンのデザイン公開

2016/12/29
「2017年台湾ランタンフェスティバル」は来年2月11日から台湾中部・雲林県で開催される。メインランタンのデザイン(写真)と手提げランタンが28日に公開された。(中央社)
交通部観光局主催の「2017台湾燈会(2017年台湾ランタンフェスティバル)」は来年2月11日から台湾中部・雲林県で開催される。メインランタンの「鳳凰来儀(鳳凰が吉祥の予兆をもたらす)」のデザインと手提げランタンの「幸福奇鶏(幸福をもたらすユニークな鶏)」が28日に公開された。「奇鶏」は「奇跡」と同じ発音で、幸運への願いが込められている。雲林県は来場者を延べ1,000万人と見込んでいる。
 
交通部観光局(日本の観光庁に相当)によれば、「鳳凰来儀」は高さ23メートル。4Dの屈折照明を採用してレンチキュラーの視覚効果を生み出す他、200個を超す大型のクリスタルガラスがはめ込まれる。また、例年と異なり、サトウキビの結晶を発光材料に利用すると言う画期的な方法で、雲林県が有する「サトウキビの里」という別名に合わせると共に、環境保護を実践する。
 
手提げランタンの「幸福奇鶏」は、デザイナーの林佳葦さんが「鶏が卵を産み、卵から鶏が生まれる」のコンセプトでデザインしたペーパークラフト。鶏と卵の二種類のデザインが結合しており、一つの手提げランタンながら二種類の形に仕上げられる。大人も子どもも自分で組み立てて楽しめる。
 
観光局によると、「幸福奇鶏」は8万個製作され、来年2月11日から19日まで毎日午後3時に雲林県虎尾鎮(「鎮」は日本の「市」などに相当する行政区画)と同県北港鎮のランタン展示エリアで配布される。1人1個限定、無くなり次第配布は終了する。
 
「2017年台湾ランタンフェスティバル」は来年2月11日から19日まで台湾高速鉄道の雲林駅エリアと雲林県北港鎮で開催される。開催期間を通して延べ1,000万人を引き付け、80億台湾元(約287億日本円)の観光収入を生み出すものと見込まれている。観光局では、台湾高速鉄道を利用するか、在来線・台湾鉄道の斗六駅もしくは斗南駅まで来てシャトルバスを利用するよう呼びかけている。
 

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